新型ハリアーの最新盗難事情と防犯策|狙われる理由から対策まで徹底解説

ハリアーの盗難被害状況

SUV人気の高まりに伴い、新型ハリアーも盗難のターゲットになりつつあります。

本記事では、最新の盗難データや地域傾向、巧妙化する手口とその対策、防犯装備の選び方や万が一被害に遭った時の対応まで、体系的かつ丁寧にご紹介します。安心して愛車を守るためのすべてをお届けします。

新型ハリアー
目次

新型ハリアーの盗難率はどのくらい?

2023年の盗難台数で見ると、ハリアーはトヨタ車全体の中で9位に位置し、2024年には保険金支払い件数が37件(構成比1.4%)となっています。

他の人気SUVと比べると件数はやや少なめですが、それでも高リスク車種の一つとして注意が必要です。特に新型車ほどパーツ価値が高く、狙われる確率も高まります。

車両盗難

盗難が多い地域とその理由

ハリアーの盗難が多発しているのは、愛知県・埼玉県・千葉県・茨城県・神奈川県といった都市圏です。

これらの地域では輸出拠点が近く、夜間無人になりやすい駐車場も多いため、窃盗団の活動が活発化しています。都市部やその周辺に住む方は、特に防犯対策を徹底する必要があります。

地域別

新型ハリアーが狙われる理由

高いリセールバリューが影響

ハリアーは国内外で人気が高く、中古市場でも価格が落ちにくいことから、窃盗団にとっては「換金性の高い商品」として狙われがちです。とくに上位グレードやハイブリッドモデルは市場価値も高く、ターゲットになる可能性が高まります。

リセールバリュー

部品需要の高さとその背景

純正パーツの価格が高額なことに加え、事故車修理や改造需要が旺盛なため、ハリアーのパーツは盗難後にバラされて売買されるケースが後を絶ちません。エアロパーツやホイール、内装部品なども高値で取引されており、分解されて輸出される例も多く見られます。

最新の盗難手口とその対策

リレーアタックとその防止策

スマートキーから発信される電波を中継して解錠・始動を行う「リレーアタック」は、特殊な道具があれば短時間で犯行が可能です。この対策としては、スマートキーを電波遮断ポーチに入れる、家では金属缶に保管するなどの物理的な遮断が有効です。

CANインベーダーの手口と対策

車両の電装系通信網(CAN)に直接アクセスし、不正にドア解錠・エンジン始動を行う「CANインベーダー」は現在最も警戒されている手口です。対応策としては、OBDガードの装着、IGLA2+などのデジタルイモビライザー導入が推奨されます。これにより、CAN信号の乗っ取りをブロックすることができます。

新型ハリアーの盗難対策

物理的な防犯対策の重要性

盗難を防ぐには、犯行を“時間がかかる行為”にすることが重要です。ハンドルロックやタイヤロックといった物理的なロックは、目立つ上に解除に時間がかかるため、犯人の心理的ハードルを上げる効果があります。特にエアバッグごと覆うタイプのステアリングロックが人気です。

電子的なセキュリティシステムの選び方

CANインベーダー対策には、デジタルセキュリティ機器の導入が欠かせません。IGLA2+やSOS820といった製品は、車の内部通信を監視し、正規の手順を経ないエンジン始動をブロックします。また、GPS追跡機能付きのシステムを併用することで、万が一盗まれた場合でも早期発見の可能性が高まります。

デジタルセキュリティ

盗難被害に遭った場合の対処法

警察への盗難届の提出方法

車がなくなっているのに気づいたら、すぐに最寄りの警察署に通報し、「盗難届」を提出しましょう。その際は車検証やナンバー、特徴、装備などを詳細に伝えることで、捜査の助けになります。可能であれば、周囲の防犯カメラ映像も確認して提供できるとよいでしょう。

警察への届け出

保険会社への連絡と手続き

車両保険に加入している場合は、速やかに保険会社に連絡し、必要書類や警察への届出番号などを提出します。補償内容や免責額、手続きの流れなどは保険会社ごとに異なるため、契約時に内容をしっかり確認しておくことも大切です。

自動車保険

ハリアーオーナーが知っておくべき情報

盗難保険の選び方と注意点

車両保険の中には、盗難補償が付帯していないプランもあるため、契約前に内容をよく確認する必要があります。特にハリアーのような高額車両では、盗難補償付きのプランを選ぶことで、万が一の際の経済的リスクを大きく軽減できます。

盗難防止グッズの効果と選び方

市販されている防犯グッズには様々な種類があります。リレーアタック対応ポーチ、ステアリングロック、タイヤロック、GPS発信機など、それぞれの役割を理解して組み合わせて使用するのが効果的です。特にIGLAやキーレスブロッカーなどは近年注目を集めており、導入を検討する価値があります。

新型ハリアーの盗難リスクを総括

盗難率の推移と今後の展望

2023年以降もハリアーは盗難ランキングの上位に顔を出しており、その傾向は続いています。今後もCAN通信を利用したハッキング手口の進化が予測されるため、防犯対策も常にアップデートしていく必要があります。

車の盗難の手口

オーナーができる予防策のまとめ

被害を未然に防ぐためには、多層的なセキュリティ対策が必須です。物理的なロックと電子的なセキュリティの併用、自宅駐車場での照明や防犯カメラの活用、保険加入によるリスクヘッジなど、できることから始めることが大切です。

まとめ

新型ハリアーは高性能で人気のある車種ゆえに、盗難リスクが高くなる傾向があります。しかし、しっかりとした防犯対策を講じることで、そのリスクを大幅に下げることが可能です。

愛車を安心して長く乗るためにも、物理・電子の両面からの防御を整え、備えを万全にしておきましょう。

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この記事を書いた人

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