ランドローバー ディフェンダーは、本格オフローダーとしての性能と洗練されたデザインを両立したsuvで、新車だけでなく中古車市場でも高い人気を集めています。 特に現行型はボディサイズや用途に合わせて90・110・130とバリエーションが用意されており、自分のライフスタイルに合わせて選べるのが魅力です。
その一方で、中古車相場や買取価格はグレードや年式、走行距離、地域によって大きく変わるため、事前に全体像を把握しておくことが大切です。 ここでは、中古車としてディフェンダーを「探す」方にも、「売る」ことを検討している方にも役立つ情報を、わかりやすく整理してご紹介します。

ディフェンダーの人気モデルとその特徴
現行ディフェンダーには「90」「110」「130」という3つのボディタイプがあり、それぞれ性格がはっきり分かれています。
ディフェンダー90
ディフェンダー90は、現行ディフェンダーの中で最もコンパクトな3ドア・ショートボディのモデルで、全長約4.5〜4.6mと取り回しに優れつつ、本格オフローダーとしての悪路性能とプレミアムSUVとしての質感を両立した一台です。
2.0Lターボ(P300など)の力強いエンジンと短いホイールベースにより、街中やワインディングでもキビキビ走れ、オフロードではアプローチアングルに余裕があって岩場や段差にも強いのが特徴です。3ドアならではの凝縮感あるデザインや、高品質な内装・装備(マトリックスLED、Meridianオーディオ、レザーシートなど)も魅力で、基本的には2〜3人乗車が中心の人が「趣味性の高い相棒」として楽しむのに向いたモデルと言えます。
ディフェンダー110

ディフェンダー110は、5ドアのロングボディで最大7人乗りも選べる「ファミリー&ロングツーリング向き」のメインモデルで、全長約5.0m・全幅約2.0mのゆとりあるボディに、最新の安全装備や3Dサラウンドカメラ、アダプティブクルーズコントロールなどを備え、90と同等の本格オフロード性能を持ちながら、日常使いから家族旅行、キャンプまで幅広くこなせる万能なクロカンSUVです。
ディフェンダー130
ディフェンダー130は、3列シート8人乗りが可能な最ロングボディ仕様で、110の全長を約33cm延長して広い3列目と荷室を両立させた「大人数+大量の荷物を載せてどこへでも行ける」フラッグシップモデルです。全長約5.27mの大型ボディながら、テレインレスポンス2やアダプティブオフロードクルーズコントロールなどの電子制御4WDにより悪路走破性は他のディフェンダーと同等で、3列目も大人がしっかり座れるスペースと2,500L超の最大ラゲッジ容量を備えるなど、家族や仲間と長距離のアウトドア旅行を楽しみたい人に特に向いたモデルです。
ディフェンダーとランクルの比較
ディフェンダーとランクルは、どちらも本格オフロードSUVですが、キャラクターや得意分野が少し異なります。「高級感のある欧州SUVらしさのディフェンダー」か「信頼性とタフさ重視のランクル」かで選び方が変わってきます。

ディフェンダーとランクルの基本的な違い
ディフェンダーはイギリス発のランドローバーを代表するモデルで、伝統的な角張ったデザインと最新の電子制御を組み合わせたプレミアムSUVです。一方ランクル300は、世界中の過酷な現場で使われることを前提に開発された、日本を代表するトヨタの本格クロスカントリーSUVです。
どちらもフレーム構造をベースに高い悪路走破性を確保していますが、ランクル300は「どこへでも行き、生きて帰ってこられる車」というコンセプトを強く打ち出しており、信頼性と耐久性が大きな特徴です。ディフェンダーはオフロード性能に加えて、オンロードでの乗り心地やデザイン性、先進的な室内空間など、ライフスタイル性も重視したモデルと言えます。
| 項目 | ディフェンダー(110系目安) | ランドクルーザー300 |
|---|---|---|
| ボディタイプ | クロカンSUV | クロカンSUV |
| 全長×全幅×全高 | 約4583×2008×1974mm | 約4985×1980×1925mm |
| 排気量 | 約2.0〜5.0Lクラス | 約3.3〜3.5L V6ツインターボ |
| 駆動方式 | 4WD | 4WD |
| 乗車定員 | 5〜8名設定あり | 5・7名 |
| 新車価格帯(参考) | 約489万〜1700万円台クラス | 約510万〜813.7万円 |
※グレードや仕様により異なります。
ディフェンダーが向いている人
・デザイン性やブランドイメージを重視したい。
・オンロードもオフロードもバランスよく楽しみたい。
・輸入車プレミアムSUVの雰囲気を味わいたい。
ランクル300が向いている人
・とにかく壊れにくく、長く安心して乗りたい。
・悪路走行や長距離移動が多い。
・家族や荷物を乗せる機会が多く、実用性重視で選びたい。
ランドローバー ディフェンダーの中古車相場とは

日本の中古車市場では、ディフェンダーは輸入SUVの中でも在庫数が多い人気モデルです。 価格帯は数百万円台後半から1000万円超まで幅があり、ボディタイプやグレード、装備、走行距離によって大きく変わります。 とくに現行型は需要が強く、国産SUVと比べても高値で取引されているのが特徴です。 ボディカラーはホワイトやブラックが定番ですが、グリーンやブラウンといった個性的なカラーも多く掲載されており、好みに合わせて選びやすくなっています。
ディフェンダーのモデル別相場情報
同じディフェンダーでも、90・110・130のどれを選ぶかで相場は大きく変わります。 さらに、S・SE・HSEといったグレードや、ガソリンかディーゼルか、オプション装備の内容によっても価格は大きく動きます。 ここでは、おおまかな価格イメージと選び方のポイントを整理していきます。

ディフェンダー90の相場
ディフェンダー90は、シリーズの中でも比較的手の届きやすい価格帯から狙えることの多いモデルです。 中古車では、装備がシンプルな2.0Lガソリンモデルから、豪華装備のD300ディーゼルまで幅広く流通しており、総額500万〜900万円台あたりに多くの車両が集中しています。 2024〜2025年にかけては平均総額が一時1000万円を超える局面もありましたが、掲載台数の増加とともに直近ではやや落ち着いてきています。
コンパクトなボディで取り回しに優れている点から、都市部で駐車場事情が厳しいユーザーや、スタイル重視のオーナーから特に人気があります。 エアサスやパノラミックルーフ、ブラックパック、メリディアンオーディオなど人気オプション装備を持つ車両は、同じ90でも相場が一段高くなる傾向があります。
ディフェンダー110の相場
ディフェンダー110は、日本での流通量が最も多い主力モデルです。 5ドアボディと広い荷室を備え、日常使いから家族でのロングドライブまでオールマイティにこなせることから、ファミリー層の支持が厚くなっています。 買取データでは、「110 S 3.0L D300 ディーゼル 4WD」でおよそ600万円前後の買取価格が付きやすく、状態の良い車両はさらに高額査定になるケースも少なくありません。
中古販売価格は、装備や販売店によって差はありますが、だいたい700万〜1200万円台に多くの車両が並んでおり、HSEや特別仕様車などはそれ以上の価格帯になることもあります。 流通量が多いため、年式・距離・装備のバランスを見ながら、自分の条件に合う一台を選びやすいのが110の大きなメリットです。
ディフェンダー130の相場
ディフェンダー130は、3列シートとロングボディを備えた大型モデルで、日本市場での流通はまだ少なめです。 そのぶん希少性が高く、中古車ではD300ディーゼル搭載車を中心に、900万〜1000万円前後の価格帯で掲載されているケースが目立ちます。 特別仕様の「アウトバウンド」などは装備が豊富な分、相場も高めで推移する傾向があります。
大型ボディゆえに取り回しは90や110より難しくなりますが、人も荷物もたっぷり積める余裕の室内空間が最大の魅力です。 ランドクルーザー300系やGクラスといった大型4WDと競合するポジションにあり、ロングツーリングやキャンプ、牽引など、ヘビーな使い方を想定するオーナーから支持されています。
ディフェンダーのリセール事情
ディフェンダーは輸入SUVの中でもリセールバリューがかなり強い部類で、条件次第では「購入時価格前後」まで戻るケースもあると言われています。
ディフェンダー全体のリセール傾向
現行ディフェンダー(90/110/130など)は、世界的な人気と台数の少なさから、中古車相場が高止まりしており、平均残価率が100%前後という非常に強いリセールが報告されています。買取専門店のまとめでは、「現行ディフェンダーの平均残価率は約109%」とされており、仕様によっては新車価格を上回る買取例も出ているほどです。
中古車サイトの集計では、ディフェンダーの平均車両価格は約980〜1000万円前後、平均買取相場は850万円台とされており、高額帯SUVにもかかわらず値落ち幅が小さい傾向が見て取れます。年式別の分布を見ると、2020年以降の現行モデルは900〜1400万円ゾーンに多く、依然として高値で取引されています。
グレード別・具体的な残価イメージ
| グレード | 新車価格 | 買取価格 | 残価率 |
|---|---|---|---|
| 110S | 約449万円 | 約410万円 | 約91% |
| 110SE | 約470万円 | 約460万円 | 約98% |
| 110SW | 約425万円 | 約440万円 | 約104% |
YouTubeで公開された「2023年登録 D300 110 HSE・走行1万km弱」の査定例では、新車時本体価格約1033万円に対し、買取額ベースのリセール率が約90%という内容も紹介されています。このように、条件が良ければ「3年以内・低走行」で80〜90%台、内容次第では100%超えも狙えるレンジと考えられます。
なぜディフェンダーのリセールが強いのか
各種解説では、ディフェンダーのリセールが強い理由として次の点が挙げられています。
- 世界的に需要が高く、日本でも指名買いが多い
- 生産台数・流通台数が限られており、玉不足になりやすい
- モデルサイクルが長く、「旧型感」が出にくいデザインとコンセプト
- SUV全体の人気に加え、外車SUVの中でも「オフロード色の強いモデル」が評価されている
SUVのリセールランキングでも、ディフェンダーは外車部門の上位常連として紹介されており、メルセデスGクラスやジープ・ラングラーなどと並ぶ高リセール車種とされています。

リセールの現状
一方で、2024年後半以降は中古車市場全体の相場調整で、ディフェンダーもピーク時よりはやや落ち着き始めている、という指摘もあります。とはいえ最新のデータでも平均残価率100%前後と非常に高い水準なので、「外車SUVの中ではトップクラスのリセール」という評価は変わっていません。
まとめ
ディフェンダーは、本格オフローダーとしての高い走破性と、日常で使いやすい快適性を両立したプレミアムSUVとして、中古車市場でも安定した人気と高い相場を維持しています。ボディタイプ(90・110・130)、年式、走行距離、装備内容によって価格は大きく変わるものの、リセールバリューは総じて高く、買取相場もプレミアム4WDの中で上位クラスです。
購入時は、年式と走行距離、整備履歴、外装・内装の状態を丁寧に確認し、信頼できる販売店を選ぶことが何より重要です。また、売却時は市場相場を事前に調べ、複数の査定を比較しながらタイミングを見極めることで、より高い買取価格を狙うことができます。ディフェンダーは「買うとき」も「売るとき」も情報収集が結果を左右するクルマなので、相場の動きと最新モデルの情報を押さえつつ、自分のライフスタイルに合った一台と付き合っていくことが大切です。

